
初放送されたtvN土日ドラマ『プロボノ』が12億円のリンゴ箱賄賂事件に巻き込まれ墜落したエリート判事カン・ダウィット(チョン・ギョンホ)の予測不可能な弁護士入門記を描き、視聴率1位で気持ちの良いスタートを切った。
6日に初放送されたtvN『プロボノ』第1話は首都圏世帯平均4.1%、最高5%を、全国世帯平均4.5%、最高5.3%を記録し、首都圏と全国基準ともにケーブル及び総合編成チャンネルで同時間帯1位を獲得する快調なスタートを切った。また、tvNターゲットである2049男女視聴率でもケーブル及び総合編成チャンネル同時間帯1位に名前を連ねた。(有料プラットフォーム基準/ニールセンコリア提供)
腐敗専門部部長判事カン・ダウィットは皆の予想を覆す中型判決で特異な存在感を示し、裁判所労組から大法院長候補に推薦するという知らせに笑みを隠せなかった。生涯の目標としてきた大法院長昇進に一歩近づいた瞬間だったからだ。カン・ダウィットは痛快な判決で世論の信望を得て、巧みな処世術で上層部をも魅了する隙のない面貌を見せ、最終的に大法院長候補に名前を連ねる最高の結果を得た。
しかし、思いもよらぬ瞬間、カン・ダウィットの日常に深刻な亀裂が生じた。久しぶりに会った故郷の友人と酒席を持った翌日、車の中でなんと12億円が入ったリンゴ箱が発見されたのだ。正体がわからない箱に混乱していたカン・ダウィットは自ら解決しようとしたが、自分が箱を直接移し替える映像まで確認し、大きなショックに陥った。
裁判所長の怒りで判事職を辞めなければならない状況に置かれたカン・ダウィットは、不幸中の幸いにもオーエン・パートナーズの新任代表オ・ジョンイン(イ・ユヨン)からスカウト提案を受け、新たな突破口を見つけた。カン・ダウィットはこれを契機に弁護士として華やかに活躍し、再び法廷に戻る機会を狙うと心を決めた。
しかしカン・ダウィットの期待とは裏腹にオ・ジョンインは彼を公益訴訟を担当するプロボノチームリーダーに任命した。日光が一筋も入らない隅の部屋、さらにはキノコまで生えている衝撃的な空間に足を踏み入れたカン・ダウィットはパク・ギプム(ソ・ジュヨン)、チャン・ヨンシル(ユン・ナム)、ユ・ナンヒ(ソ・ヘウォン)、ファン・ジュヌ(カン・ヒョンソク)など個性豊かなチームメンバーと対面し、戸惑いを隠せなかった。
信じられない現実を否定しながら事務所の外に出たカン・ダウィットは「俺、また戻りたい!」と絶叫混じりの叫びを上げ、現実を否定する姿で第1話のエンディングを飾った。一夜にして公益弁論を任される元判事で現職公益弁護士カン・ダウィットが果たして新しい環境に無事適応できるのか、関心が集まる。
『プロボノ』は国民判事カン・ダウィットが予想外の公益弁論に入門する過程を速いテンポで描き、視聴者の注目を集めた。ここに12億リンゴ箱賄賂事件のミステリーとプロボノチームの並外れた第一印象が加わり、その後の展開への興味を高めた。
俳優チョン・ギョンホ(カン・ダウィット役)の存在感も光を放った。能天気な笑顔の裏に隠された計算された行動、大法院長候補に上がると湧き出る喜び、リンゴ箱の映像を確認した瞬間の絶望まで、喜怒哀楽を行き来するカン・ダウィットキャラクターの感情線を密度のある演技で繊細に解きほぐし、劇の中心をつかんだ。
チョン・ギョンホの公益弁護士適応記は今日(7日)夜9時10分放送されるtvN土日ドラマ『プロボノ』第2話で確認できる。
